2008年03月01日

iKILL (講談社BOX)/渡辺浩弐

『ゲームキッズ』や『プラトニックチェーン』で大人気の渡辺浩弐。
ご多分にもれず、あきらもはまりました。
特に『ゲームキッズ』シリーズは、授業のネタにまで使いましたとも!

その渡辺氏の新作ということで、ワクワクしながら読み進めた午前6時in風呂場。

ネットアイドル、衆人環視のもとでの殺人、
誰もが知る記号とそれゆえの匿名性、
ノスタルジィが生み出す残酷劇など、
コージィワールドではおなじみの単語が踊る。

だけど、何かがたりない。
それはきっと、『ゲームキッズ』で描かれた世界が、すでに「近未来」たりえなくなったがゆえの感覚なのだと思う。
渡辺氏自身も、たぶんそれに気づいていたのだろう。
これでもかとばかりに繰り返される残酷描写は、
その「足りない」部分の代替として提供されたものなのかもしれない。

しかしそんな描写よりも、もっと構成に工夫をこらしてほしかった
と思っているのは私だけだろうか。
各話や登場人物たちの行動が、最後の最後で全て集約され、つながっていく感覚。
それこそが、私が渡辺氏の作品に求めているものなのだ。

posted by つぶらやあきら at 23:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月24日

ジョジョの奇妙な冒険〜The book(ザ・ブック)

The book(ザ・ブック)
jojo's bizarre adventure 4th another day


 11月26日発売のはずが、なぜか今日届いたよ。
 昼から読み始めて、気がついたら外は真っ暗。

 描かれているのは、書く登場人物たちが、
 それぞれの大切なものや曲げられないものを守るために
 どう行動するかということ。
 まさに「生き様」とでも言うべきものだ。

 吉良吉影のときと同じように、
 仗助たちが「彼」を理解することはない。
 ただ、自分の中の「正義」と「悪」の基準に従って行動するだけだ。 
 誰も他人を理解することなどできない。
 「悪」のキャラクターが人気を博するのは、
 そのキャラクターが私たちとは違う次元にいるからだ。
 精神的な話ではない。
 私たちは三次元におり、二次元の彼らの行動や感情を、俯瞰で見ることができる。彼らの全てを知ることができる。
 それは同じ次元にいては決してできないことだ。
 だから、人は他人を理解することはできない。

 そんな残酷な真実を、ジョジョのキャラクターはよくわかっている。
 だからこそ彼らは自分の中に芯をしっかりと持っているし、
他人に自分の運命をゆだねることをしない。
 その姿は、私たちの目に限りなく気高く映るのだ。

 
posted by つぶらやあきら at 18:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年06月24日

今日の読書

○『アタマが良くなる合格ノート術』
 学校の「授業」に特化したノート術。
 ビジネス関連のメモ術やノート術は数あれど、勉強に使えるものってありそうでなかった。
 著者の田村仁人さんは、あの『合格手帳』の作者。
 今はやりの、「独学」で「東大合格」を果たした人です。

 さてはて、現役教員的に、この本を評価させていただくと……。

 実際、この本の通りにノートをとれば、
 いや、とろうと心がけるだけでも、そうとうな成績アップが見込めるんじゃないか?
 一回二回で結果がでる方法じゃないけど、もともとノートってそういうもんだし。
 やってみる価値は十分にあると思います。




↑これも気になるな……。
posted by つぶらやあきら at 18:15 | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月18日

『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』

 一言でいうと、かわいい本。


 さすがは「ミステリラブコメ」を名乗るだけのことはある。
 ほんとにかわいい。
 そりゃあもう、恥ずかしいほどに!


 シリーズ一作目が未読なため、登場人物の性格や関係をつかむのに少し手間どったが、基本的にどのキャラクターも、つかみやすい性格設定になっているので、問題なく読めた。


 タイトル通り、アリバイ崩し型ミステリ
 ……なんだが、何故かあまりそういう印象がない。
 というか、作中でおこった犯罪自体、重大な事件であるという感覚を持てなかった。

 これは恐らく、主人公達が事件に関わる必然性が乏しいからではないだろうか。
 「探偵だから」という理由にしても、本人がそういっているだけで、別段、犯罪や正義に対する感情があるわけでもない
 (一作目で書かれてたらごめんなさい…でもこの一冊からは感じられなかった)。
 そのせいで、犯罪の動機や犯人のバックグラウンドに対する、主人公の興味も薄くなり、事件自体が薄っぺらなもののように思えてしまうのだ。

 同じような「探偵だから」型物語に、『名探偵コナン』などがあり、これも本格ミステリ好きからは酷評されている。
 しかしこちらは、主人公に「正義を愛する心」とか「犯罪を憎む気持ち」を持たせ、台詞や行動で表現することで、ヒーローものとしての成功を得ている。

 と、書いてきたが、本作は決して駄作ではない。
 上で挙げた欠点(?)も狙ってやってるみたいだし、小中学生向けのライトなミステリ入門書としては標準以上の出来だ。
 ラブコメとしても、主人公は適度にモテモテで、親が警視で事件の情報は筒抜け、彼氏とのことも周りが冷やかしてくれて、「そんなんじゃないってばぁ」とかなんとかいっちゃう、という、願望充足型ラブコメ。
 もしかしてローティーン向けとしては完璧なのかも……。

五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し『五月はピンクと水色の恋のアリバイ崩し』霧舎巧
posted by つぶらやあきら at 15:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月01日

恐の一冊

姫椿
姫椿

 浅田次郎といえば、「懐かしさ」と「せつなさ」がキーワード……
 と、思っていたら、とんでもない!

 この『姫椿』収録の、『再会』、
 恐ろしさは、神(と書いてウメヅカズオと読む)クラス。
 はやばやと、本年のベストオブブックス(恐怖部門)が出そうですよ!
 とかいって、発行2001年なんだけど、まあいいじゃないか。
 呼んだ日が、それが二人の発行記念日。二人って誰。
posted by つぶらやあきら at 21:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年02月20日

おねい微笑

 バカ姉弟。今週はたちばなのおじいちゃんと。
 弟くんが途中でいなくなってるのはなぜ?
posted by つぶらやあきら at 08:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年01月24日

「三月まで なるべく いっしょにいよう」

 バカ姉弟。
 満武さんのことばは、ファンみんなの言葉なのかなあ。
 と思わせるお話。

 こういうのが三月まで続くのかしら。
 そして本当に終わっちゃうのかしら。
 遠くへいっちゃうのかしら。
 
 ♪だけどちっちゃいから、ぼくのことわすれてしまうかな。
 さみしいね、おねい……。
posted by つぶらやあきら at 11:17 | Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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