短気だが情の厚い則文が営む鈴木オートに、
集団就職で六子がやってきた。
小さな町工場にがっかりした六子を、
一家のやんちゃ坊主・一平は、「もうすぐテレビがくる」と慰める。
鈴木オートの向かいで駄菓子屋をする茶川は、
芥川賞の選考に残った経験がありながら、今は少年誌に冒険小説を投稿する日々。
ある日茶川は、淡い思いを抱く飲み屋のおかみ、ヒロミに頼まれ、
身寄りのない少年、淳之介を預かることに。
ALWAYS 三丁目の夕日@映画生活
(原作大好きから来る辛口風味……わかってこのジレンマ)
ん〜〜〜。なんつーか。
小粒?
いい話だけど、な〜んか薄味。
その薄味とか、ある意味でのお約束を、お家芸に昇華しているのが原作なんだけど、映画ではそこまでいってない。
昭和の風景も、一応再現はしてあるけど、役者さんたちの雰囲気とかそんなんは、どこか現代風。
あの時代ならではの「やさしさ」と「やりきれなさ」(淳之介の母親の処理とか、ヒロミの行方とか、あ、あと、氷屋さん!)はそろってるけど、それを感じるのには、こちら側での補完が必要。
全体を通して、小さくまとまってしまった感じがする。
それは悪いことじゃない。そういう映画もいい。
でも、『三丁目の夕日』というビッグネーム(少なくとも映画化が発表されてからの扱いはそうだ)を使い、話題作として全国上映するには、ちょっと力不足だといわざるを得ない。
もっとアットホームに、丁寧に、ネームバリューよりもある種のマニアックさを持ったスタッフを集めて、名画座での上映を前提に作ったほうが、より良いものができたし、評価も高かったんじゃないかと思う。
現に、エインディングロールが終わるまで、一人も席を立たなかったし、周りからはすすり泣きの声も聞こえてたもの。
というわけで、映画としての評価はそれなりに高いけど、
ビッグネームに負けたということで、「期待せずに行ったら大満足! 前知識を捨てよ!」
あ、淳之介のキャラは良かったですよ。
唯一の「改善」点だった。
それから(追記長いよ)、公式サイトの予告編はほんまに泣ける。必見。





